【月光で織られた布リネン】リネンの中でも最高峰かつサスティナブルなのはコルトレイクリネン
リネン大好きです!
という方もいれば、
リネンはシワになるから結局あまり着ない。
なんて方もいるのではないでしょうか?
自然素材を代表する素材ともいえる、リネン。
古代エジプトでは、
”月光で織られた布”
と呼ばれ、現代では
”最もサスティナブルな素材”
としても紹介されるほど、肌にも環境にも優しい、優秀な素材の一つです。
コットンにはオーガニックコットンがありますが、リネンにもオーガニックリネンがあります。しかし非常に稀でオーガニックリネンと名のつくものは、オーガニックコットンよりも遥かに少なく、そう見つかるものではありません。
麻仲間のヘンプは、農薬や化学肥料を使用しなくても育つことで有名ですが、リネンは通常農薬使用と書かれることもしばしば。しかし場所によっては
「農薬や肥料はほぼ要らない」
とされています。
どういうことでしょう?
今回はリネン素材の特徴とサスティナブルと言われる理由、リネンの最高峰であるコルトレイクリネンについての紹介です。
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リネンの特徴
西洋の麻、リネン。麻には様々な種類がありますが、特徴は似たようなものです。しかしヨーロッパで古くから愛されてきた素材なだけあって、その特質は他の麻繊維よりも優れたものであることは、確かです。
熱伝導率はウールの5倍で夏涼しく、冬暖かい
ヨーロッパでは嫁入り道具に抗菌効果の高いハウスリネン一式
リネンはその繊維に抗菌効果を持ち、カビや雑菌の繁殖を抑えます。
今ではあまり見られないようですが、その昔ヨーロッパでは嫁入り道具にハウスリネン一式を用意したとか。
シーツ、タオル、エプロン、カーテン、下着に花嫁衣装…
全て抗菌効果があると嬉しいものばかりです。
耐久性はコットンの2倍、水洗いで強度up
吸水力で湿気も吸い取る
汚れにくい/落ちやすい
ホルモンバランスを整える
女性ホルモンのエストロゲンと同じ働きをする”リグナン”という成分をリネンは持っており、それによりホルモンバランスを整える効果があるとされています。特に下着や布ナプキンに使うことで効果が現れやすいでしょう。
Kotori worksのオーガニックリネン布ナプキン
希少なオーガニックリネンを使った布ナプキンです。
リネンにはペクチンが含まれているので汚れ落ちもよく、布ナプキンにピッタリ。
リネンはサスティナブル?農薬や肥料はほぼ不要だけど、オーガニックリネンは希少
ヘンプの記事内で、リネンは通常農薬使用と記載しました。
でも実は、リネン栽培に農薬や肥料はほぼ必要ないとされています。
これには訳があり、リネン自体に農薬や肥料はほぼ必要ないのですが、リネンを栽培するとその土地は再度リネンを植えるのに5−7年は土地を休ませる必要があるとされています。
そこで輪作が行われるのですが、輪作でとうもろこしやじゃがいもを植えます。
一度リネンを収穫した土壌は、生命力の高いリネンに土壌の養分を根こそぎ吸い取られているので痩せてしまっています。
そこへとうもろこしやじゃがいもを植えてもよく育つ訳がなく、肥料を入れたり、とうもろこしやじゃがいもに対して、農薬が使われたりするのです。
また、紡績時に薬品処理が施されているため、オーガニックリネンと名乗れるものが少ないという話もあります。
これにより充分なミネラルを確保し、土壌のバランスが取れ、収穫量/品質が向上するとされています。
リネンの最高峰はコルトレイクリネン& more
リネンの発祥はヨーロッパ。中でもコルトレイクリネンと呼ばれるフランス、オランダ、ベルギーにまたがるフランダース地方で採れるリネンが最高峰とされています。
肥料や農薬をほとんど使わず、自然の摂理を上手く活かした工程で何千年も続くサスティナブル農法で栽培されているのがコルトレイクリネン。
Vlas Blomme - ヴラスブラム
Vlas Blomme(ヴラスブラム)はベルギーフランダース地方の言葉、フラマン語で「リネンの花」を意味しており、数世紀にわたり、リネン産業の中心地として栄えてきたベルギーKortrijk(コルトレイク)のリネンを使用しています。
素材:コルトレイクリネン100%
サイズ:Free
生産国:日本製
コルトレイクリネン デニム 2wayスカート。
コルトレイクリネン糸の中でも最も安定した番手の糸、中白染めで異なる2色のネイビーを使用
古いタイプのシャトル織機を使い、ゆっくりと高密度で織ることで、しっかりとしたハリのある生地感に。
素材:コルトレイクリネン100%
サイズ:Free
生産国:日本製
頑丈さを狙うならリトアニアリネン
リネンの産地を代表するのはヨーロッパですが、紡績は中国が行っているものがほとんどです。
リネンは丈夫と言われても、私自身、正直なところ然程丈夫なイメージを持っていません。破けたり、擦れて薄くなってきたり。タグを見てみると中国製。
リトアニアリネンは珍しく、紡績まで国内で行われており、昔ながらの製法で作られたリトアニアリネンの生地は他に比べて大変丈夫な作りになっています。
その頑丈さから、ゴワつきが気になる方も多いようです。一枚リトアニアリネンのスカートを持っていますが私は気になりません。
ゴワつきが気になる方は丈夫な故、キッチンタオルやエプロンでリトアニアリネンを選ぶのがオススメです。
【リトアニアリネンのキッチンタオル】
【日本製リトアニアリネンイージーパンツ】
縫製の良さも重視するならwafu.
wafu.のリネンはヨーロッパの厳選された糸を用いて、ほとんどは日本国内で織られているそうです。
ゆっくりと丁寧に、2名の職人さんが織る生地は、
やわらかくかつしなやかで、保温性もある生地に仕上がるとのこと。
リネンも中国で織られたものは、先述したとおり、経験上あまり強度があるとは思えません。そして出回るリネンの殆どは、中国製。
縫製の良さを考えると、日本で作られたものが一番です。
楽天ROOMで素材重視で選んだ自然素材100%の古着を紹介しています。
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