baby laying on brown wicker basket

【出産秘話】帝王切開と自然分娩(VBAC)経験談。身体にメスは入れない方がいい。

  • 2020年10月18日
  • 2022年8月4日
  • CHILD CARE
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⚠️出産話です。お好みでない方はご遠慮ください。

帝王切開と自然分娩を経験(VBAC)して。身体にメスは入れない方がいい。

baby laying on brown wicker basket

 

鶯茶房ライフジャーナル、もみじ(@Jun−Momiji)です。

 

私の出産経験を簡単に。

一人目出産時、全く無知だった私が望んだのは単純に、痛いのが嫌だから。というなんとも単純な理由で「無痛分娩」。誰だって嫌ですよね?痛いの。

しかし、いざ陣痛がはじまると、痛みと同時に体が硬直してしまい、陣痛と同時に胎児の心拍数が下がっている上に、そんなに胎児が大きくないので長期戦に耐えられるかわからないから(2600gで産まれました)と、主治医の判断で緊急帝王切開に。

二人目、以前より賢くなった私は自然分娩を希望。出産前、友人に助産師さんのお産についての動画を見せてもらう機会があり、一人目の時は完全に「産み方」というものを知らなかったと気がつきます。VBACはリスクがあると懸念されますが、一人目出産事の主治医に次、自然分娩したかったら出来るからね!と言われていたこともあり、自然分娩を選択。あっさりとVBACを受け入れてもらうことができ、陣痛から2時間半、病院について20分で自然分娩に成功。

こうして帝王切開と自然分娩の両方を経験することになりました…

 


 

帝王切開は、回復にかなりの時間を要します。

person holding white mini bell alarmclock

実質、10cm前後の傷が身体に残ります。それも体の表面だけではありません。赤ちゃんを取り出すために、中にある子宮にもメスが入り、縫い合わせてあるのです。そして医師は、赤ちゃんを取り出すために母体の内臓を少し動かします。(私も赤ちゃんを押し出すためか、お腹を思いっきり押された覚えがあります。)ということは、内臓が元の位置に戻るのにも、時間を要します。

私の場合、かなり長いこと傷跡の感覚がありませんでした。傷跡を触ると麻酔が効いいているような感覚です。下腹部が突っ張ったような、引きつったような感覚も残りました。それがとても不快でその為、どうも上手いこと腹筋に力を入れることができませんでした。起き上がるのも、体を横にして、ゆっくりと。そして内臓が動いたせいか、なんだかお腹の感覚も変。

体型も変わります。もちろん、産後は誰でも体型に変化が見られます。しかし、自然分娩も経験したので分かりますが、帝王切開後は変化というか、”変形”に近いものがあります。傷口の付近が明らかに不自然です。当たり前ですが。

帝王切開による「癒着」のリスク。

また、帝王切開には「癒着」のリスクがあります。私の場合、特にこれといった症状はありませんでしたが。いや、まだなだけかもしれません…

「癒着」とは

傷口が治癒していく際に、本来は離れている臓器がくっついてしまう事。子宮を切る帝王切開では、近くにある膀胱や小腸と癒着することが多い。

そしてなんと、

開腹手術では90%の確率で癒着が起きる。

内臓は酸素に触れることによって酸化し、どうしても癒着しやすくなるそうです。(そうなると私もあり得ると思えてくる。)

また、不妊にも繋がります。産後2年経って、腹痛に襲われ病院に行ったら癒着で腸が捻れていた。なんていう人も。

そんなことも知らずに帝王切開した事を思うと恐ろしい、、、そしてそんなリスクを伝えてくれない病院て。

最近は病院に足を運ぶたびに、信用できないと思ってしまいます、、、

 


 

自然分娩は「産み方」がわかればスムーズに行く。

full moon during day

 

一人目の時、陣痛がきたら痛みに体が硬直して胎児の心拍数が下がり、帝王切開になったと述べました。

陣痛がきたら”脱力”しなければいけないのです。

痛みに体が硬直していては、酸素が行かないので胎児の心拍数が下がって当たり前。

痛いのに脱力するのは難しいことです。しかし体が強張るから、出口が開かず赤ちゃんが出てこれないのです。体を硬直させるということは、出てこようとしている赤ちゃんを閉じ込めようとしているのと同じです。

陣痛の痛みは、赤ちゃんが出てこようとしている反動であって

そこを出口が開くように、なるべく”脱力”してあげることによって、スムーズに出てこれる。というのが私の体感。

陣痛の痛みは、「痛み」ではなく何か強烈な、経験したことのない「衝撃」。

だって、「痛み」は我慢できませんから。陣痛が「痛み」だとしたら、みんな気絶しているはずです。ごくまれに気絶する人もいるようですが。

また、産前にいくつかの人間/哺乳類のお産動画を観ました。どうして人間のお産はあんなに声を上げるのでしょう。人によっては叫びますよね。

動物のお産は静かです。母体はひたすら出てくるのを待っている感じ。それを見てとても違和感を感じました。人間だって動物と同じ。動物のお産を見て、人間の声を上げるお産シーンを、ちょっと待てよ?と思い始めたわけです。豚も牛も、猫も犬もほとんど声を上げません。

恥ずかしい!なんてみっともないんだろう!

そう思ってしまったのです。

 


自然分娩を終えて、身体の回復は一人目出産時よりも早かった。

shallow focus photography of person walking on road between grass

 

私の体感ですが、帝王切開後よりも自然分娩後の方が、断然身体が楽でした。何より産後すぐに母乳をあげた際に起こる子宮収縮による後陣痛が、帝王切開後と比べのになりません。子宮収縮は、子宮が元のサイズに戻ろうとするために収縮し、起こる痛みです。2人目、3人目とだんだん後陣痛は酷くなる。と言いますが、帝王切開後の子宮収縮の痛みは、傷跡があるからなのか、耐え難く、痛み止めを貰うほどでした。冷や汗が出る痛みです。陣痛よりよっぽど辛いです。

二人目出産後の子宮収縮は、痛みはありますが我慢できる程度でした。傷跡もないので、身体に違和感もなく、比較的早く普段の生活に戻ることができました。そう、帝王切開は後が辛いのです。

 


自分にあったお産方法を。

 

私の場合、一人目をバンコクの日本人通訳のいる総合病院で産みました。産後担当医に、次に自然分娩が良かったらできるからね。と言われて退院。二人目はカンボジアの小さな町カンポットの病院で出産。日本人通訳はもちろんいません。担当医は外国人医師でしたが、出産時にはカンボジア人の看護婦のみ。しかし環境的にはとても恵まれていて、清潔で病院と言うよりリゾート。山の麓にある平家スタイルの病院でした。

VBAC希望の旨を伝えると、「君が望むならどうぞ」という感じであっさりOKをいただき、自然分娩となりました。

しかし、VBACにはリスクがありますので、ご自身の身体と家族とよく相談して、決めてくださいね。

 


最後に

flying white birds under cloudy sky

現代の女性は昔の女性に比べて、格段に出産経験が少なくなっています。

昔の人は、妊娠/出産を繰り返すことにより、
生理なんて数えられるくらいしか経験していなかったのです。

現代人は、どうでしょう?みなさん自分の今までの生理の回数、数えられますか?

それにより、生理痛が酷かったり、更年期が辛かったり、子宮癌になったり、貧血だったり。

(もちろんこれらには他の原因も沢山あります。)

女性として生まれてきた=子どもを産む為に生まれてきた。
女性の身体は命が宿るのを待っています。

ですから、産める方は産んでおきましょう。

できない。という方は、体質改善しましょう。

以上、出産秘話でした。

 

 

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