東南アジアの秘薬、ブラックジンジャーでミトコンドリア活性化

東南アジア最強ハーブ、ブラックジンジャーをご存知ですか？

前回の帰国時に購入いただいた方々、何か効果を感じましたか？

ブラックジンジャーは、比較的涼しく水捌けの良い山間部でないと育たたず、栽培や収穫に手間がかかることから貴重なハーブとされています。

東南アジア産が主ですが、日本でも沖縄で栽培されているようです。

そんなブラックジンジャー、日本でもサプリメントになったりと数多く販売されていますが、その多くは成人男性向けの精力剤としての効果を謳ったものばかり。

それもそのはず、1,000年以上前から伝統的なタイのハーブシステムで使われてきたアダプトゲンなのです。
私の暮らす、ここカンボジアも同じです。

しかしブラックジンジャーの魅力はそこだけではありません。

ブラックジンジャーは女性にも、嬉しい効能がたくさんあります。

ということで、

今回はブラックジンジャーの”精力剤として以外の魅力”を掘り下げていきたいと思います。

是非最後までお付き合いくださいませ。

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1 ブラックジンジャーとは
2 冷え性・浮腫の改善、血管修復
3 筋肉増強効果？！ミトコンドリア機能が高まる。
4 疲労時の回復力UPと筋量の増加
5 体重減少効果
6 脳の健康
7 カンボジア産ブラックジンジャーサプリ

ブラックジンジャーとは

写真のように普通の生姜そっくりですが、割ってみると中は濃い紫色をしています。普通の生姜の従兄弟のような存在で見た目は似ておりDNAも一部共通していますが、その作用などは全く異なります。

有名なのはタイ産で、タイではクラチャイダムの名で知られています。ここカンボジアでも、知らない人はいない程メジャーなハーブです。

では、詳しい効能を見ていきましょう。

冷え性・浮腫の改善、血管修復

a bunch of red bubbles floating in the air

ブラックジンジャーが最も注目されているのは、血行促進効果です。

これに関し興味深い研究結果を見つけました。

ブラックジンジャーエキスを摂取することで抹消血流改善効果が認められており、なんと変形してしまった抹消血管の形が整えられ、正常な形状に回復したことがわかっています。

この結果から、冷え性・浮腫の改善に効果が期待でき、また血圧の正常レベルのコントロール効果が期待できると考えられました。

ブラックジンジャーは飲んで30分後くらいから、身体がポカポカしてきます。

筋肉増強効果？！ミトコンドリア機能が高まる。

Nutrients誌に掲載された別の研究では、黒ショウガエキスの単回投与がマウスの持久力に及ぼす影響を調べた結果が紹介されていました。

低用量のブラックジンジャーを1回摂取しただけでも、平均走破時間が大幅に延びた（129分から167分へ）。この現象がどのようにして起こっているのかをさらに詳しく調べたところ、ブラックジンジャーは筋肉内の脂肪と乳酸の輸送と酸化能力を高め、肝臓へのグルコース輸送も改善することがわかりました。

筋肉と肝臓の両方でエネルギー利用が最適化されることで、マウスの運動持久力が向上するのだとか。

ブラックジンジャーはまた、主要遺伝子のアップレギュレーションを通じて、ミトコンドリアの生合成とミトコンドリア機能を高める可能性も示しています。

ミトコンドリアって？

ミトコンドリアが元気なら私たちの身体は元気。私たちの細胞内のエネルギーを生産していて、運動不足になると弱り、一度弱ると鍛え上げるのに苦労する。(それをサポートしてくれるのがブラックジンジャーです。)

筋肉増強の秘密

筋肉は衛生細胞と呼ばれる肝細胞が分化することで作られます。

衛生細胞は筋芽細胞へと分化し増殖し、筋芽細胞が細胞融合することで筋菅が形成され、筋肉となるのですが…

なんと黒生姜エキスにより筋菅の形成を確認されているため、筋肉増強効果が期待できると！

下記の運動機能向上のところでも出てきますが、マウスの実験では、わずか１週間の黒生姜エキスの摂取で筋量の増加が見られています。

ブラックジンジャーにより筋トレする意欲が湧いてくることは間違いなさそうです。

だって、義母は70歳を過ぎていますが、ブラックジンジャーを飲み始めてジム通いがスタートしました。それも仕事を終えた後にです。

これには驚きました。

ここからは70歳を過ぎてジム通いをスタートできる秘密を紐解いていきます。

筋肉増強の秘密２、マカを上回る糖代謝促進作用とエネルギー代謝向上でミトコンドリアが増加

筋肉において最も重要なエネルギーは糖と言われ、食事で摂取した糖の多くが筋肉で消費されていると言われています。

そのため筋肉における糖代謝の低下は糖尿病の原因に。

Journal of Natural Medicines誌の研究では、ブラックジンジャーが糖輸送体であるGLUT4レベルを改善することもわかっており、GLUT4はブドウ糖を細胞内に吸収する役割を担っているため、ブラックジンジャーは細胞がエネルギーを利用する方法を改善していることになります。

このエネルギー代謝の向上は、細胞のエネルギー生産工場のようなものであるミトコンドリアを増やすことにつながるため、エネルギー生産量(ATP)が増加しているか調べたところ、細胞内のエネルギー生産量(ATP)が増加していることも確認されています。

ATPが増えれば、エネルギーが増してジムに行く元気も湧いてきてしまう。そんなところでしょうか。

運動不足でこれから運動を始めよう！という方はブラックジンジャーを飲んでから運動を始めると、ミトコンドリアが寝ぼけた状態から起きてくれるので、翌日の負担が軽くなると考えられます。ブラックジンジャー摂取で筋量の増加も確認されているので効率よく筋トレしたい方にもおすすめ。

これに関しブラックジンジャー同様に精力剤として人気のマカと比較したところ、マカには糖を取り組む細胞に大きな変化は見られなかったとのことです。

筋肉増強の秘密３、乳酸はエネルギー源でミトコンドリアが活性化

乳酸は疲労の原因と思われていましたが、どうやら乳酸もまた糖や脂質と同じように重要なエネルギー源であるようです。

良い例が、乳酸を飲ませながらトレーニングをしたマウスと飲ませなかったマウスの比較で、乳酸を飲ませたマウスの方が元気が良く、トレーニング効果も高いという結果があります。

つまり乳酸が栄養源となって筋肉でエネルギーに代謝されることで、疲労回復や運動機能の向上につながったと考えらるということです。

ブラックジンジャーエキスが乳酸代謝に及ぼす影響を調べた結果によると、ブラックジンジャーエキスを加えた筋細胞では細胞内の乳酸量が増加し、細胞外の乳酸量は減少していることがわかりました。(細胞外に蓄積するのは良くないので少ない方が良い)

ブラックジンジャーエキスによって筋細胞が積極的に乳酸を取り込んでいることがわかり、ブラックジンジャーを添加していない筋細胞においては乳酸を加えても、加えなくともミトコンドリアの活性に変化はなく、ブラックジンジャーエキスを添加した筋細胞においては乳酸を加えた方が有意にミトコンドリアの活性が高くなっていたことがわかりました。

乳酸×ブラックジンジャーでミトコンドリアがイキイキしてくると言うことですね。