プラントベースとは。ヴィーガン食を提供するカフェがヴィーガンではなくプランドベースと名乗る訳。
食主義には様々なジャンルがあります。
私たちが運営する鶯茶房は、食事に関しては全てヴィーガンフードを提供しています。
ですが「ヴィーガンカフェ」と名乗ることは選ばず、
「プラントベースカフェ」と名乗ることにしたのです。
それはなぜか、今回はそのお話です。
「プラントベース」という食習慣は、ベジタリアンやヴィーガンよりも取り入れやすいので、
この記事にて理解が深まり、「プラントベース」という概念が広がればと思います。
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私たちが経験してきた食スタイルについて
私たちが歩んできたのは、
- ベジタリアン
- マクロビオティック
- ヴィーガン
- プラントベース
この辺りです。
ベジタリアンとヴィーガンの違いについては、
以前「ヴィーガンとベジタリアンの利点比較」という記事で紹介しています。
簡単に言いますと、ベジタリアンは卵/乳製品OK
ヴィーガンは✖️
ヴィーガンとは
完全菜食主義者を指します。
ヴィーガンと名乗る方の多くは、毛皮や革製品等、動物性の食品のみならず、製品も避けます。
詳しくはこちらの記事で紹介していますので、併せてご覧ください。
マクロビオティックとは
マクロビは「玄米菜食」
玄米菜食を基本として、身土不二、一物全体を掲げています。
「身土不二」つまりその土地/季節にあったものを食べる。
「一物全体」丸ごといただく。(皮ごと食べる、根っこも食べる)
そしてマクロビオティックに、肉や魚を食べてはいけない。という決まりはありません。
あくまで、その土地にあったものを、「玄米菜食を基本にして丸ごと頂く」というところが大切。
マクロビオティックの本によっては、ほとんどヴィーガンと同様に紹介しているものもあります。
プラントベースとは
比較的、最近になって出てきたワードです。
マクロビオティックに近いものがあり、
「植物性が基本の食」といったところ。
基本が植物性の食生活であれば、「プラントベース」と名乗れるのです。
玄米食である必要もありません。
玄米基本でヴィーガン食を提供する私たちが「プラントベース」を選んだ理由。
それは、ヴィーガンと名乗るには
- 店内にも動物性を置くことができない(レザー/ウール製品など)
- 地産地消を推したい私たちは現地のワイルドハニーをメニューに載せたいが、ヴィーガンはハニー✖️
- 革靴を履けない
- ウールのショールも使えない
- 財布もレザー✖️
などなど、ちょっと不都合なことが多かったのです。
実際本当にヴィーガンの方は敏感で、ちょっとでも動物性のものがあるとダメなのです。
調理器具に関しても、ヴィーガンの方々はベジタリアン食を共に提供しているお店では、
なんていう要望もあるのです。ちょっとストイックです。
ネパールから来た私たちは、ウールをたくさん持っていますし、
私はレザーが好きですし、ファッションオタクに革靴やめろと言われても無理ですし、
何より大切にしたいのは
「地産地消/身土不二」で「ケミカルフリー」
という点ですから、ヴィーガンはちょっと違ったのです。
そしてここカンポットは海鮮の町。マクロビ的に考えると、ここでヴィーガンは「身土不二」に反します。
「地産地消」と「身土不二」は厳密にいうと違うのですが、同じように考えていただいてもいいと思います。
土地に合ったものを、というふうに考えると、ここで海鮮は現地の人にとって大切なタンパク源です。
どう考えても、私たちの考えに「ヴィーガンカフェ」と名乗るのは不釣り合いだったのです。
そういった点を考慮した末、出た答えが「プラントベース」でした。
事実、私たちもヴィーガンではありません。専ら「プラントベース」です。
次女が3歳までは、小さな体に動物性はどう考えても消化に負担がかかると考え、ヴィーガンで過ごしました。
結果的にそれは正解で、順調に3歳までを過ごし、
3歳を過ぎた今、少しずつ桜海老や小魚、卵を食べ始めています。
そしてもう一つ、私たちが大切にしている「ケミカルフリー」という点。
- 添加物
- 白砂糖
- 保存料
を使いわない。ということ。
つまり市販の調味料はほぼ無しです。(ケチャップ、BBQソース、トマト缶など)
面白いことに、上記で述べた食主義の方々でも、化学調味料や白砂糖を気にしない人たちは山ほどいるのです。
- 乳製品フリーのヴィーガン スイーツなら白砂糖でもOK
- ヴィーガンなら遺伝子組み換えでも気にしない
- 保存料や添加物バリバリでもヴィーガン/プラントベースの表記があればOK
- 味の素の何が悪いのか知らない
といったところです。この辺に関しては少し残念に思うことがたくさんありました。
分かる人はわかってくれる、ちょっと変わり種のカフェとして、
鶯茶房はカンボジアのカンポット初の、
ヴィーガンフードを提供するプラントベースカフェとして誕生したのです。