10年ぶりに肉食再開しました。3度目の妊娠で気が付いた大切なこと。Plant-basedで妊娠出産を考えている方へ。
一人目をベジタリアン出産
二人目をヴィーガン出産しました。
そして現在3人目を妊娠中
今回は妊娠の少し前から、卵、魚介類を食べるようになっていました。
朝から晩まで砂糖漬けの生活から、
肉食をやめて10年、
添加物を避け始めて7年、
グルテン/コーヒーを控え始めて2年、
私の身体はもう十分にデトックスされているような
そんな状態でした。
危ないと怒られそうな話ですが
私、妊娠すると毎度卒倒を起こす常習犯なのです…
妊婦なら、大半の場合一度は貧血になりますよね。
一人目の時、バスの中で立っていて倒れる(8カ月ごろ)
二人目の時、家でしゃがんだ状態から立ち上がった時(妊娠発覚前でこれで妊娠に気が付く)
しかし2回とも、ほんの少し、休めば復活していたのです…
お越しいただきありがとうございます。今回のこの記事はいつもと違い、アフィリエイト広告はありません。私の身体が今回3度目の妊娠において経験した大切なお話をシェアしたいと思います。プラントベース/ヴィーガンで妊娠出産を考えている方、また現在プラントベースでお過ごしの方、プラントベースでもなんでも無いけど。という方も身体の声を聞くと言った意味でご一読いただけると幸いです。プラントベース/ヴィーガンを否定する記事ではありません。アンチコメントに関しては完全無視/場合によっては削除させていただきますことご了承ください。
貧血を起こしてから、復活に丸一日以上かかった…
ちょっと今回の貧血の起こし方は危なかったので、詳細は伏せておきますが、
外出中に貧血を起こし、意識を取り戻してからも今までとは違う、頭のぼんやり感と、脳に酸素/血液が足りていない感覚を強く感じました。
身体に全く力が入らない…
とりあえず家までリキシャーで帰り
横になる。
帰る前にとりあえず糖分取った方がいいかなと、
普段水しか買わないようなローカルの商店で缶のオレンジジュースを買ってきてもらい帰路で飲み
帰ってきて何かしら食べなければと
バナナ、デーツ、ピーナッツバター(下の子がせっせと運んでくれた)
そしてまた横になる。
一時的に少し軽くなった感じはするものの
まだ力が入らない。
ご飯はあまり食べる気が起きない。
おかしい
いつもだったらとっくに復活してるはずなのに…
過去一番苦しんだ、今回のツワリ
この時、今の家に移る前のアパート生活。
まともに活動できない日々が続く9〜11週目。
涼しい早朝に散歩に出かけても
ちょっと歩くだけで息が上がって精一杯。
午前中はまだいいけれど、
毎日襲ってくる恐怖のアフタヌーン。
昼過ぎになると毎度グロッキーになり
夕方に必ず吐く日々
一回で済まない嘔吐パレード…
悪阻に効果的な栄養素は…本当?
- マグネシウム
- ビタミンB6
- クエン酸
普通にウェブ検索で出てくる情報はあてにならないので、この辺りはTwitterで信頼できそうな先輩方のツイート内から探し出しました。
マグネシウム
不足すると悪阻が出やすい。
みたいなことが書かれていたのをみたので、飲料水に液体マグをら垂らして飲む。
吐く。
マグネシウムは悪阻に効果的かもしれないけれど、水に入れて飲むのは、少なくとも私には全く向いていなかった模様。
それよりいやいや、ニンニク!無理に決まってる!家族がニンニク食べてきただけで一緒に寝るの無理だし、東南アジアは街中どこからでも強烈なニンニク臭が漂ってくるから嗅覚犬並みでニンニク臭だめな悪阻には末恐ろしい。
そんなわけでこの悪阻に効果的な栄養素たちは全く、信じられなかったのです。
レバーなんぞ血生臭さを考えただけで、吐き気がする。
カツオも臭くて到底無理、ムリムリ。
悪阻ながらも何か足りていないのを感じて、自分の身体に問うてみたらヨーグルト?
あ、ヨーグルト食べられそう。
何年振りだろう、ヨーグルト食べたの。
スーッと喉を通って食べられたのです。
そこから毎日バナナヨーグルト🍌
でもヨーグルトはカルシウムとマグネシウムの比率が悪いらしいので(カルシウムに偏る)
ヨーグルトにマグネシウムを垂らして食べる。これなら吐かなかった。
絶不調でもそんなこと気にする…
なんかちょっと、身体に染み渡ってる気がする…
それ以外の食べ物は、
食べたら吐く。
でもまだ何か足りていない…もっと乳製品が必要?
でもチーズトーストなら今食べられそうな気がする…
これまた何年振りのチーズトーストだろう…
グルテン避けてたけど…
チーズだって買って家で食べるなんて何年ぶりかな?
でも悪阻中に食べられそうなものがあるならなんでも良いから食べておこう。
そう思って、
この町で1番まともな黒バケットとチーズを買ってきてもらい、
愛用している鉄のホットサンドメーカーで焼いてもらった
食べられる!
というか、多分一瞬にして長〜いフレンチバゲット2/3くらい食べた。全部チーズ挟んで。
そして、
食べても吐かない。
ヨーグルトとチーズ
なんでだろう…
もっと必要そうなもの沢山あるのに、
なんでヨーグルトとチーズは身体が受け付けるんだろう…
エネルギーとファット(脂質)を必要としているのかな…
確かにまぁ、どちらも確実に不足していただろうから…
そんな悪阻期も過ぎた頃、
貧血で倒れました。
このままいったら多分、点滴だ。
貧血で倒れてから復活が遅く、一晩寝て起きてもすっきりしていない。
ベッドから起き上がったものの、身体を起こしていられずソファで横になったまま身体の感覚に集中してみた
あ、
このままだと多分病院行きで点滴になる。
そう感じ、
まずい
それだけは嫌だ。
絶対イヤ!
イヤとか言っていられない、必要なのは乳製品ではなく…
必要なのはやはり…鉄たんぱく
つわりの際に考えて、
チーズとヨーグルトは吐かずに食べられた。
じゃあ今回は、
肉ならなんでもいいの?
血液ならレバーでしょ!
いや、想像しただけで受け付けない
血生臭いさが無理。
じゃあ牛?
牛…
悪阻の時ジャンクフードなら食べられそうって思ったな…
その時浮かんだのはハンバーガー
あ、もしかして牛肉なのかも。
脂少なくて、真っ赤で鉄たんぱく感すごい。
(カンボジアの牛肉は特に思いっきり赤身)
それに比べ、鶏肉は鉄分感が薄いなと感じたのです。
ヨーグルトもチーズも牛だわ。
あ、
私の身体、血液足りてないわ。
それだわ、血液。
血になりそうな、赤身肉
食べてみようかな。
モヤがかかっていた脳がクリアになる
赤身肉を買ってきてもらって、なんでも作れるスーパーシェフの相方くんにハンバーグを作ってもらった(研究してた過去があるらしい)
ハンバーグなんて
はて、何年ぶりだろう。
肉自体10年ぶりに食べる。
魚介類は食べ始めていたけれど、
ベジ/ヴィーガン期を経て、東南アジアの市場で売られる生々しい肉たちを見て
とてもじゃないけど、肉は食べる気が起きなかったのです…
いざ、記念すべき瞬間…
驚いたことに、
あ、なんか自分の身体にエネルギーが入ってきたのを感じる
血が巡った感じ。
生き物の命スゴ…
やっぱこれだったんだ…
菜食10年で身体を壊した人の声が響く
Twitterでフォローしている方で一人、菜食を10年続けて身体を壊し
現在は高タンパク食&メガビタミン推しの方がいる。
今、その方の言っていることが、身に沁みる。
最近その人のツイートが妙に目に付いてたのはそういう事か…
私は妊婦になることで極度の鉄タンパク不足に陥っていたんだ。
若さは無知で無敵
私の場合、一人目二人目と菜食ベースで妊娠出産をし、
ヴィーガン子育て
なんていう記事も書いています。
でも、
今思うとそれは若かったし、体内に今まで貯蔵してきた栄養素があったから
やりきれたのではないかと。
二人の出産で膨大な血液やその他栄養素が身体から流れ出し、
産後も菜食で過ごし
かなり痩せました。
もともと痩せ型なので、私は恐らく、いや、まさにTHE鉄タンパク不足女子だったのです。
妊娠すると毎度貧血で倒れていたのも、そのせいですね。
若かったので、
そんなことにも気がつかず
飄々と暮らしていたのですが
動物性のものも、抜きすぎるとダメなんだと、痛感することに。
お腹の中の赤ちゃんは、自分の意思とは異なるものを欲する可能性がある
栄養はバッチリ気にしているから大丈夫!
そうならば、それでいいかもしれません。
この記事を書いている私は、
プラントベースで1人目2人目を元気に産んでいます。
そして3人目でガタが来たのです。
植物性だけでは吸収されにくいこと、
また、赤ちゃんはあなたのお腹の中で大切な臓器や筋肉を作り出し、たくさんの鉄分、タンパク質、その他栄養素を必要としていることを、忘れないで欲しいと願います。
そのお手伝いが、植物性だけで補えるでしょうか。
例えば、ほうれん草で鉄分を摂取しようとしても、1日に必要な摂取量を満たすには
バケツ4杯分のほうれん草を食べなくてはなりません。
私たちの身体は水分を除けば、あとはタンパク質がメインです。
ということは、赤ちゃんの身体もタンパク質がないと作られませんよね。
栄養療法の藤川先生によれば、
生理のある女性は全員深刻な
「最重度タンパク質、鉄不足です」
最重度、もう絶望的な。
とおっしゃっています。
生理で毎月ヘモグロビン(鉄)を失う私たち女性は、
出産によりより多くを失います(鉄に限らず様々な栄養素を)
私の身体は今回、何かが”欠乏”している感覚に陥りました。
今、あなたの身体は大丈夫でも
その代償は後でやってきます。
何事も、後にならないとわからないものです。
体内に貯蓄していた栄養素が吸い取られる
私も2人をPlantーbasedで出産し、二人とも健康優良児ですが、
それは私が今まで体内に溜め込んできた栄養素を骨や筋肉から吸い上げていたから。
そう思えて仕方なりません。
産後に歯が抜けたり、髪が抜けたり、しますよね。
私たちの身体はタンパク質でできていますから、
歯も髪の毛も、肌も全てタンパク質ででいているということです。
産後に歯や髪の毛が抜けるのは、出産によりタンパク質を始めとしたたくさんの栄養素が流れ出るからです。
私は二人目産後から、筋肉減少が気になり、今回は妊娠期から抜け毛と、毎日念入りに歯磨きをしているのに、虫歯になりました。
これってつまり、
典型的なタンパク質不足の症状で
私の体内にはもう貯蓄している栄養素がなかったので、妊娠中から抜け毛、歯に穴が空くなんてことが起きたのではないでしょうか。派手にコケたら骨折していたかもしれません。
3人目をプラントベースで出産できるほど、身体の中に栄養素の貯蓄がなかったということ。
外から取り入れる他なかった。
そんな状態だったのだと思います。
Plantーbasedの食事は消化が早いことからわかるように、流れやすいものです。
体内に蓄積されにくい、吸収されにくい。
足りなければ、あなたの筋肉や骨に貯蓄してある栄養素を消費していくことに。
恐らく、鉄たんぱくが足りていれば悪阻も楽だった。妊娠中の「なんか気持ち悪い」は鉄たんぱく不足かも?
悪阻に効果的な栄養素は、
マグネシウム、ビタミンB6、クエン酸
と先述しました。
ビタミンB6は
- 肉類:レバー
- 魚介類:さんま、まぐろ、かつお
- 豆類:大豆製品、ピスタチオ
- その他:卵、にんにく、バナナなど
に多く含まれる。
レバー、さんま、マグロ、カツオ、卵
この辺りは、血になりそうな気がしませんか。
上記の食材からではなくとも、私が今回食べられた牛赤身肉を食べていれば、
もしかしたらもっと軽度の悪阻だったのかもしれません。
そう感じるのには、
今でも時折、鉄たんぱくが不足する食事が続くと
悪阻の時のような気持ち悪さを感じるという経験上です。
悪阻の時って深呼吸ができないというか、呼吸が浅い、酸素不足のような感覚になる方もいるかと思います。
それ、恐らく血液不足です。
そんな時、私は牛赤身肉を食べると治まるのです。
他のなんでもありません。赤身肉です。
誰にでも牛赤身肉があっているわけでは無いと思います。
人によってはレバーがいい人もいれば
マグロの赤身が合う人もいて
その人の身体の状態により、必要としているものは異なるでしょう。
妊娠中の「なんか気持ち悪い」
の感覚、鉄たんぱく豊富なものを身体に入れてみてください。
その際は動物性をお勧めしますが、
興味のある方は、植物性と比べてみてください。
肉ならなんでもいいわけではない。私の場合は赤身一択
肉食再開としましたが、
肉ならんんでも言い訳ではありません。
私の場合、脂が多いと食べられません。
だから
豚❌
牛も霜降りとかありえない❌
鶏も地鶏ならいけるけどブロイラーは❌
これらは食べても進まず、脂で気持ち悪くなります。
試しに何度か外食で試してみたのですが、
進むのは赤身肉だけ。
真っ赤で脂なんて一切ないようなやつ。
日本のスーパーで売ってても誰も買わなそうな肉。
鹿肉とか、猪とか、
理想です。
面白いのが、今回牛の赤身を食べるようになって分かったのですが、
牛肉が一番臭くない。
豚も鶏も、獣臭さみたいなものを感じます。
しかしこれは、カンボジアの牛がグラスフェッドに近いからかもしれません。
出産に向けてホエイプロテイン始めます。
赤身肉を食べ始めた今でも、食事が思い通りに出来ないと血液不足だなと感じることが多々あります。
これでは出産に耐えられないと思ったから。そして、
血液のメイン材料は、
「ホエイプロテインと肉魚卵」
肉を食べ始めたので、ホエイプロテインも入れていこうと思います。
私は〇〇理論に偏りたくないので、
藤川理論についてここで細かい説明はしませんが、
気になる方はこちら☟わかりやすいのでお勧めです。
この中で藤川先生は、
私たちは皆、栄養失調だと言われています。
私はしばらく藤川理論、かじってみようと思います。
食生活は「バランス」が大事。身体の声を聞くにはクリアにして。
今回の貧血騒動で、
結局のところ「バランス」が一番大切であることが、よくよくわかりました。
植物性ベースで魚介類&卵を食べていれば大丈夫だと思っていたのですが、
(植物性だけというのにはバランス的に疑問を感じ、魚介と卵を取り入れて始めていた)
覆されました。
栄養不足で肉を始めとした動物性を必要とする人もいれば
今まで散々肉食してきた人は、その肉の質が悪かった場合、抜いたり質を改善する必要があって
食べ過ぎな現代人は食事を減らす必要もあるかもしれないし
一定期間の菜食期を設けるのも健康への道かもしれない
それは今まで辿ってきた食生活によって異なるので
こういう理論があるから、これは絶対!なんて答えはありません。
そしてこれで一生行ける。
なんて理論もないと思っています。
常に変化するもの。
ではどう判断し、変化していくべきなのか
「身体の声を聞く」
これが一番かと。
その為には
身体の中をピュアにする必要があると思います。
添加物や砂糖を毎日食べていては、
身体に何が必要か聞いたところで
きっと出てくる答えは
ケーキ
ドーナッツ
ラーメン!
そんなものです。
それらは身体や脳の感覚を麻痺させるものなので
聞いたところで答えはいつもと変わりません。
一度今まで散々溜め込んだ毒素を一掃して
初めて身体の声が聞こえてくるのかもしれません。
プロテインをしっかりとると、甘いもの欲求がなくなるそうです。
甘いものをやめられない人は試す価値ありでは?
では、報告はこれまでとします。
今回妊娠を機に肉食が再開した訳ですが、これはとてもフレッシュな、生の情報です。
産後になればまた変わっている可能性もありますので
お楽しみに。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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